私の天文ライフ

 

 小学校2年の頃から星空を見上げていたのを覚えている。

 

 小学校4年の頃、エイコー製、D40mm f800mm 経緯台式屈折望遠鏡を買ってもらう。

 たしか8000円くらいだったかな。はじめて月と土星を見て感動する。

 

 中学校2年の頃、K製、D110mm f900mm 反射赤道機望遠鏡を買ってもらう。

 たしか3万円ぐらいだった。バランスウエイトが2分割になっているのが売りになっていたのだが

 両方のウエイトをめいっぱい端に寄せてもわずかに重量不足でバランスしなかった。

 なんのための2分割ウエイトだったのだろうか?いまでも疑問に思っている。

 当時のK社にかぎらず各社は天体望遠鏡に対しては、学習玩具の範疇の製品ばかりだった。

 

 高校時代、地学部に入部、入学祝いに買ってもらったカメラ、マミヤセコール1000DTLで

 天体写真を撮り始める。このカメラの標準レンズは星像が非常に甘かったのが印象だった。

 この頃、天体望遠鏡自作熱を発症し、星野次郎氏にD150mm、f1200mmの鏡を

 磨いてもらい、他の部分は自分で図面を書いて工作所を回り、反射赤道機の自作を行う。

 また、郊外に住む叔父さんの家の庭を借りて観測所を建てる。あーこの頃の若さと情熱が

 なつかしい。ちなみに高校の先輩にタモリがいる。

 

 大学時代、写真部に入部、入学祝いに買ってもらったカメラ、オリンパスOM1で天体写真以外も

 撮り始める。いまだ、このOM1は現役で使用している。夏休みにバイトをしてカタハシP2赤道機+

 D65mmセミアポクロマート屈折望遠鏡を買う。大学時代も天文にそれなりに活動したが、

 他にやることがある、いや、正確に書くなら遊ぶことが多くて良い天体写真が撮れたという記憶がない。

 おかげで大学生活を1年延長できた。

 

 ついに社会人になる。就職した茨城のH社系列の制御用計算機のアプリソフト開発に携わる。仕事が

 忙しく天文活動、ほぼゼロの期間が続く。5.5年で転職し埼玉県久喜市に引っ越す。

 5年して転職した会社の仕事に余裕ができて天文活動を復活する。当初、眼視だけをするつもりで

 軽自動車に積める最大の望遠鏡をと、ビクセンアトラクス赤道儀+セレストロンC11を購入する。

 しかし、眼視だけでは物足りなくなって禁断の天体写真を再開する。このため、タカハシε160を購入する。

 ’95年9月にパソコンを購入し、デジタル現像に取り組む。

 ’97年9月からビットランのカラーCCDカメラを購入する。

 

 ’03年4月、長野県上田市に転勤、このとき高橋NJP赤道儀+セレストロンC14を購入する。

 星が良く見えるところに引っ越したと思ったら9月に愛知県名古屋市に転勤になる。

 ’04年1月、ついに退職し、3月 故郷の福岡県福岡市南区に引っ越す。

 でもって福岡県小石原村伝統産業会館駐車場をメインの撮影場所にしている。

 もし小石原村でC14を使っている人がいたらそれは私です。なにしろC14を移動使用している人なんて

 まずいないもんね。でいたら「ホームページ見たよ」と声をかけてくだされば幸いかな。

 今は撮影対象の大きさにより望遠鏡を使い分けて冷却CCDで撮っている。天体写真撮影

 復活当初は ただ片っ端から主な天体を撮っていたが やがてキチンと作品に仕上がることを

 念頭において撮影するようになる。そうこうしてギャラリーとしてホームページを開設しても恥ずかしくない

 レベルの作品が揃いこのホームページを開設し、随時 作品をアップしている。

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